2010年8月アーカイブ

今度の新しい自転車

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これがEBB、つまり偏心BBだ。

何故こんなのを使わなければならないかというと、




RIMG1455.JPGこの自転車は、折り畳み自転車のため、リアエンドが、車輪を後ろに引っ張ることのできるトラックエンド(正爪エンド)ではなく、車輪の取り付け位置はずらすことが出来ないが、その代わりに取り付け位置が動かないので、着脱が容易なストレートドロップエンドなので、車輪を後ろに引っ張ってチェーンの張り具合を調節出来ないのだ。そのため、フロントギアの方をずらせてチェーンの張り具合を調節するためのこんな仕掛けが必要というわけだ。お陰で、輪行を行う時等で、後輪を組みつける時でも、車輪の取り付け位置がずれないので、一度調整しておけば、チェーンの張り具合を調整する必要がないのだ。シングルスピードの輪行にはうってつけの仕組みということらしい。って、シングルスピードで輪行するかどうかは別問題で、やるとすればトラックエンドよりは楽だということらしい。

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これがフレームを折り畳むための仕掛けだ。アーレンキーを使わなければフレームを折ることが出来ないから、最近の折り畳み自転車程簡単に折り畳むことはできないが、見た目はすっきりしている、何とも楽しい自転車ではある。


 またまた新しい自転車買っちゃった。26インチホイールの折り畳み式の自転車だ。

 何故その自転車を買ったのか。ズバリ、フリップフロップのハブが使われていた、シングルスピードだったからだ。
で、なぜ。簡単に固定ギアの自転車、つまり今風のピストに出来るからだ。

 昔乗りたかったピスト用の自転車が流行っているということから、以前にピストを買って暫らく乗っていた。すごく楽しかった。しかし、やっぱり目立つ。地味に作っているからあまり目立ちはしないが、それでも普段乗りというか、チョイ乗り用にはさすがに目立つ。もっと、どう見ても普通のチャリに見える固定車がほしい。そう思って、普通のスタンドを付けて、ブルホーンを反対に付けたりして見たが、なんだかしっくりこなかった。そこに、26インチHEホイールに太めのタイヤを付けたデモンタールだ。良く見ると、ストドロエンドにEBB,つまりストレートドロップエンドに偏心BBが付いている。欲しくならない訳がない。

 おまけに型落ち版、つまり昨年のモデルで特価販売だ。というわけで、すぐに購入してしまった。当然スタンドを付けてもらって。そして、ハーフのトークリップも一緒に。まぁ、ここだけは少しだけ主張するためにであるが。

 さっそく持ち帰って、トークリップを付け、余っていたコグを付けてみた。しかし、ホイールがドロップエンドに収まらない。フリーコグと同じ歯数のコグを付けたから、収まらないはずがない。良く見たら、コグにチェーンがうまく収まっていない。チェーンが歯から浮いているのだ。

 追加したコグは厚歯だったんだ。仕方がないから、薄歯のコグを試してみた。やっぱり、僅かに浮いている。

 なぜ。このコグは、薄歯のはずだ。ということは、この自転車のギアとかチェーンはシングル用とは規格が違うのだろうか。ということは、フロントのギアも取り換えなければならないのか。ということで、固定化は諦めて、元に戻した。

 なんか腑に落ちない。チェーンの規格を調べてみた。やっぱり厚さは違っても、ピッチは違わない。ダメもとでチェーンを変えるか。自転車屋へ走り、厚歯用のというか、ママチャリ用のチェーンを買ってきた。

 これがなかなか切れない。普通、チェーンは長めのものが売られているので、自分に合う長さにしなければならないのだ。なんとか、買ってきたチェ-ンを切り、それを使って、またやってみた。今度はうまく行った。フロントのギアもちゃんと噛み合っている。しかし、やけにチェーンが張っている。同じ歯数で有るのに、チェーンの張り方が僅かに違うようだ。なんだか理由はわからないが。チェーンの張り方の調節をしなければならない。

 ストドロエンドにはチェーン引きは使えない。そこで、EBBを使うわけだ。つまり、BBつまりボトムブラケットの心棒が中心にはなく、少し偏心していて、その心棒を支える部分が回るようになっているので、その部分を回して、フロントとリアのギアの間隔を変え、チェーンの張りを調整するのだ。

 むろん今までそんな方法でチェーンの張り具合を調整したことは無い。BBの下に2本のビスがあったので、それを緩めてみた。しかし、BBの中心棒の入ったドラムを回すのはどうするのだろう。ドラムの側面に小さな穴が2つ明いている。これにひっかけて回すのか。そういうのを回す工具はピンレンチというが、ちょうど自在ピンレンチが手元にあったので、それでBBを回してみたら、うまく行った。この方法、チェーン引きによる調節よりもはるかに楽だった。

 というわけで、今まで探し求めていたポタリング用のピストが出来上がった。

 翌朝、その自転車でちょっと長めのポタリングに出てみた。おそらく誰も固定ギアの自転車だとは気がつかなかっただろう。満足満足。

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