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やっぱりここんとこ、ズット停滞かなぁ

 久しぶりで、ボルダリングの部屋の過去の紀行文の一部を読み返してみた。昔は結構大勢でいろんな所に行っていたようだ。

 外のボルダーに行き始めたのが1999年。その年の後半からは御岳や笠間など、近県のゲレンデに行き始めた。

 2000年には御岳、笠間を中心に活動する中で、小川山とか北山公園、侍浜等への遠征が始まっている。

 2001年は瑞牆に行き始め、後半は小川山に通った形になっている。

 2002年も、アメリカに行ったりはしているが、相変わらず御岳、笠間を中心に活動が続いている。

 2003年、4年になると、北海道や東北、東海、近畿、四国、九州への遠征を交えながら、山梨や茨城を中心として、殆ど人に知られないエリアでの活動が加わってきた。その分、御岳、笠間、小川山などでの活動が激減している。というか、岩場に行く回数も減ってきている感じだ。

 2005年には、御岳、笠間などの近郊のゲレンデには殆ど行かなくなり、岐阜、福島、山陰及び山陽、宮城、北陸、北東北などの遠征が増え、近場も、昔の岩場や最近の新しい岩場、或いはシークレットな岩場が増えてきた。因みに御岳へは2回、笠間へも2回という状態であった。要するに、あまり人のいない場所にしか行かなくなって来たのだ。

 そして、2006年の今年であるが、相変わらず、山口、豊田、長崎、佐賀、青森、宮城、福島、新潟、長野などへの、遠征がその主となっている。遠征でも、相変わらずメジャーな岩場は殆どなく、よりマイナーな岩場が主となっている。例えば、豊田といっても、地元の方々の新しいエリアの開拓に混ぜて頂いたものである。新潟、長野への遠征では、一番メジャーな場所が「坊抱岩」のボルダーである。物見の岩のボルダーなどは、古くからの岩場ではあるが、対象となるボルダーは一つしかないという、そんな内容の遠征であった。近郊では、御岳に5回、笠間に1回と、御岳への回数が僅かに増えはしたが、近郊と言うことで、御岳と笠間を合計しても6回にしかなっていない。もっとも未だ10月で、御岳、笠間のシーズンはこれからと言うことだから、増えるかもしれないが、恐らく、そう増えるとは考えてはいない。なぜなら、行くところが無いから「御岳にでも」との御岳だったのだから。

 以上は、外岩に行き始めてからの小生の、岩場通いのざっと眺めた変遷なのだが、これをやってみて、あることに気が付いた。即ち、小生のいわゆる登ったグレードについてである。

 メジャーな岩場では、殆ど例外なく各課題にグレードが付されている。それに引き換え、あまりメジャーではない岩場では、各課題にグレードが付されていなかったり、付されていたとしても、トポなどが発表されていないために、小生にはそのグレードが分からないものが多い。

 まぁ、グレードとは大体そんなようなものなのだが、小生の登るグレードそのものに対する考え方が変わってきているということなのかも知れない。即ち、ある時期から以降、上記でも分かるように、特定の岩場に通うと言うことを殆どしなくなった。従って、自分にとっての高難度の課題を登ることが殆どなくなったと言うことだ。

 ということで今度は、いったい自分は、いつごろ、どんなグレードを登ったのかを、紀行文を頼りに調べてみた。

 先ず、2001年の12月に小川山でそれまでの最高グレードを登り、その次の週には、同じく小川山でそのグレードを更新した。即ち、その年に現在までの最高グレードを登ったのである。その後は、2002年1月そして3月にそれに次ぐグレードを登っているが、その後は、その辺のグレードは全く登っていない。つまり、その辺の小生にとっての高難度課題は、いずれも2001年から2002年にかけての冬に登っていたわけである。つまり、小川山とか御岳に通っていた時期と符合しているのである。

 それからほぼ4年。遠征が増え、近郊のゲレンデへの回数が減ってきた。そして、以前何回か登った4級の課題ですら登れなかったりしている。今のグレードは、まぁーいいとこ、5級くらいだろう。人工壁でも5級くらいだ。4年前にはあの課題が登れたと言うのに。

 人工壁のグレードもずっと下がり続けている。以前は4級くらいが登れていたのだが、今は5級がせいぜいだ。週に2日、それに加えて、時々外岩に出かけていての結果だ。

 それだけグレードに対する執念と言うか、モチベーションと言うか、そういうものがものすごく減退しているということのようだ。確かに、その辺の考え方の変節は、2001年の末に、「グレードはボルダリングの意識を変える」との一文にも書いた。「これからはグレードを追い求めるのでは無く、のんびりと自分の課題を攻める事にしよう」と。で、そう考えてきたことも確かだ。

 外岩に関してはそれでよいとしても、人工壁に関しては、その頃と殆ど変わらない平日のトレーニングを続けていると言うのに、こう何年も相変わらずの状態が続くと、「やっぱりここんとこ、ズット停滞かなぁ」と思ってしまう。

 そう思ってしまう自分が好きにはなれないのだが。