ひょんなことから二胡を始めました

 リサイクルショップで二胡が売られていた。値札が付いていなかったので、試しに値段を聞いてみた。入門用の安い奴と比べて一ケタも安かった。めちゃくちゃ安いのだ。で、衝動買いしてしまった。以前、お土産に二胡のミニチュアをもらったことが有ったので、なんとなく形くらいは知っていたが、詳しいことは全く知らなかったにもかかわらず。

 家に帰って良く見ると、中途半端に竿に細い糸がぐるぐると巻きつけてあった。なんだか分からなかったが、一部解けていたので、その場でその糸をほどいてしまった。で昔もらった二胡のおもちゃを探しだし、それと比べてみた。

 そのおもちゃの弓の毛は全て無くなっていたが、竿にはしっかりと弦を引寄せるための鍵が糸で結びつけられていた。そうか、先に解いてしまった糸は弦を引き付ける為に結んでおかなければならなかったのか。失敗した。

 早速本屋で、二胡の入門書を買ってきた。それを見ると、その竿に巻かれた糸は千斤という大事なものらしかった。仕方がないから、再びタコ糸を使って、その千斤とやらを巻き付けた。

 弦を良く見ると、竿に向かって左の弦が細かった。普通、弦楽器の弦は左の弦が太く右に行くに従いだんだん細くなるのが普通の筈だ。おもちゃを見たら、やっぱりそうなっていた。入門書を調べてみた。弦の順番は書いてなかった。でも、一応弦の左右を入れ替えた。

 弓と二胡本体とがばらばらになっていた。多分、二胡って弓は弦と弦の間に挟まっている筈なのだが。入門書には弦と弓の関係は図以外では何の説明も無い。今は弓の毛が無くなってしまったお土産の二胡でも弓は弦と弦の間に入っていたはずだ。試行錯誤しながら弓の毛を弦に挟み込んだ。

 二胡の箱に、小さな駒と、小さなスポンジが入っていた。駒は分かったが、小さなスポンジは何なのだろう。1.5cm×2.5cm×1cmとゴミとして捨てられてしまいそうなスポンジ片だ。入門書を調べたら、これがすごく重要な、控制墊(コンジーディエン又はコンズメンと読むらしい)という音質調整材らしい。段ボール箱の隅に裸で入っていたので、危うく無くしてしまう所だった。何せ、段ボール箱は一部破けており、小さな部品はこぼれ落ちてもおかしくはない状態だったのだから。

 弾いて見た。音は出た。が、何だか雑音が凄い。キーキー音が凄い。音が直ぐにひっくり返ってしまうのだ。つまり2倍音、3倍音等が出てしまうのだ。実はこの二胡、先にやっと買ってもらったトロンボーンが余りにも音が出ないしちょっとの練習で物凄く疲れてしまうので放り出してしまっていたところに見つけ出したものだったのだ。トロンボーンの代わりという感じで飛び付いたものだったのだ。そんな関係から、またすぐに放うり出すこともできない。

 そんな時たまたま、近くの楽器屋のチラシに、無料の二胡の体験教室があったので、レッスンを受けさせてもらった。楽器はその教室の楽器を使わせてもらった。すると、音は普通に出た。家に帰って、教えられたように弾いてみたら、不安定ではあったが、一応音は出た。教われば少しは弾けるようになるのかな、ということで、大分、入会金や月謝とかで考えはしたが、結局教わることにしたのだった。

 

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