四国第2日目 遠見山から鳴滝へ

2004年 5月21日記
 朝は6時頃に起床する。

 湯を沸かし適当に朝食を摂っていたら、びっこの犬が寄ってくる。相棒が何か上げようかと言うから、止めとけと話す。しかし、しばらくして、結局相棒が少し離れたところでその犬にパンをやってしまう。

 同じような歳格好の夫婦が通りかかり、話し掛けてくる。その夫婦もその犬に餌をやったらしい。首輪はしてはいないが、結構太っている。見た目は惨めそうだが、結構裕福な暮らしをしているようだ。

 7時過ぎに遠見山に向かう。

 志度という駅を過ぎてから細い道を右のほうの庵治町方向に曲がり、志度湾沿いに半島の先に進む。

 途中、地図に従って篠尾という所辺りから山の中に入る。

 峠を越えて行けば、遠見山方面に行けるはずなのだが、遠見山への案内は一切無い。案内の立て札はあるのだが、知らない地名ばっかりである。少しうろちょろして、庵治町の方へ降りてしまった。

 丁度出くわしたおばさんに遠見山への道を聞くと、トミヤマはあっちだけど、道なんかあるのかなというから、役場の場所を教わる。役場の場所がわかれば手持ちの地図が少しはわかりやすくなるはずだ。

 教わったとおり走っていると、役場に着く前に手持ちの地図の太い道らしいところに出る。これがその道だったら、峠の下で一旦入って、間違ったかもと引き返してきた道が正しいはずだと、再び同じ道で山に入る。

 峠の手前のきついカーブで左に分岐する先ほど入った道に入り、尾根筋をしばらく走ると、遠見山の看板が見つかった。8時半頃である。

 その先のカーブの道が広くなったところに自動車を停め支度をしていたら、散歩らしい人が山を上がってきた。回りに民家は無さそうだが、結構歩く人のいる道のようだ。

 しっかりと踏まれた道を登ってゆくと、お地蔵さんが現れる。なおも進むと、道は潅木帯に入り、程なく岩が現れる。

 最初に現れる岩は乾杯テラスという岩らしい。その前に荷物を置き、辺りの岩を偵察する。

 ぬりかべ岩、乾杯テラスを構成するいくつかの岩群。そこに設定されているいくつかの課題を確認する。

 ストレッチを済ませ、先ずは、雑誌に発表されたトポの中では一番易しい5級の課題を触ってみる。因みに02やんという課題らしい。

 岩の右端に張り出した丁度肩から胸辺りの高さの岩棚へのマントル課題という感じである。しかし、リップにはホールドは無いので、左の上のほうのホールドを使って離陸してみる。しかし、その先のホールドが見つからない。

 ホールドを何とか見つけ、左の壁を使って右手を返し、右ひざを使って何とかマントルを返す。5級らしいのだが、やけに力を使ってしまった。なんかラインが違うのだろうか。

 次はその左の方にある2本の4級の課題である。カチホールドを繋いでリップを覗くのだが、その先がわからない。すぐ後ろにある岩に乗ったり岩の上に回り込んだりしてホールドを探るが、なかなか登れない。

 乾杯テラスに回り、2本の2級課題のうち、右側の課題を触る。

 ホールドが細かい。スタンスがまた細かい。出来る気がしない。またその右側壁の先ほどの課題に戻る。

 何やかだで、何とか登った様に思うのだが。

 乾杯テラスの一番天辺の岩に行く。

 3から4級という「はじめの一歩」という課題を触ってみる。最初は体を剥がされてしまったが、カンテにヒールをフックして何とかリップを掴む。

 次はその裏というか、登山道側の真中にクラックの入った壁の課題である。

 クラックの左右に3級と2級の課題があるらしいのだが、難しそうだから、クラックのカンテを使ってクラックの左側を登ってみる。難しくは無い。右側も登ってみる。こちらもクラックを使って適当に登る。続けて、クラックを使わないで登ってみたが、ホールドが細かくて全く登れなかった。

 乾杯テラスに戻って、右側の課題、「アタックNo1」を再び触ってみる。

 スタンスを探ると、何とか使えそうなスタンスが見つかる。尚も探すと、結構スタンスはありそうだ。

 左手の少し悪目のカチホールドと右手の適当なホールドになりそうなところを使って離陸する。そして、右上のカチホールドを取る。ここまでは何とか出来る。しかし、そこからが中々体が上がらない。

 足を再確認する。左手のホールドを探る。左手の少し掛かりそうな結晶が使えるかも知れない。何回か試技を繰り返す。その左のちょっとしたホールドを使うには足を上げすぎては駄目そうだ。また足を捜す。

 足を一段降ろして、左手を左上の結晶の様なホールドに移し、再度左足を上げる。体が上がった。よし、リップに左手が届く。

 リップも顕著なホールドは無いが何となく持てるところがある。右手を出すと、何となくホールドがある。そのホールドで身体を上げ、何とか上に抜ける。

 何回トライしたのか数えてはいなかったが、多分、7〜8回で登れたような気がする。多分遠征で登った最高のグレードだろう。何となく嬉しくなる。

 調子に乗って、左の「一発逆転」も触ってみる。

 スタートホールドは大ガバである。右にもガバホールドがある。しかし、スタンスが無い。スタートホールドにマントルを返せばリップが取れるのであろうが、スタンスが丁度良いのが無いので、中々マントルが返らない。何回かムーブを探ったが、皆バランスが悪かったので諦める。

 乾杯テラスのテラスの下部の壁を見てみたが、余り触られていない感じだったので、触ることなく、別の岩を見に行くことにする。

 乾杯テラスの岩群を右に廻りこんで、斜面を下って行く踏み跡を辿る。結構傾斜が急である。

 左手にちょっとしたスラブ面を持つ岩がある。寄ってみるか。傾斜が無い。駄目だ。道理で課題が無いわけだ。

 尚も急な斜面を降ってゆく。大きな岩が現れる。三段岩らしい。チョークの付いたところがあったので、一応触ってみる。

 もっと大きな岩が現れる。こちらはスィンブルロックらしい。プロジェクトとなている所にチョークが付いていたから、これも一応触る。3手くらい進んだだろうか。

 その岩の左奥の岩まで木の枝で使った階段が作られている。その階段を登って奥の岩の前まで行ってみる。2mちょっとの薄被りの岩である。

 ホールドスタンスを一応探してみる。無い。顕著なものは無い。結構難しそうだ。2〜3回触って諦める。

 尚も進むと、大き目の岩を廻り込んで行く。少し狭いところを廻り込むと、大きな岩のある少し開けた場所に出る。その大きな岩が緑のフェイスのようだ。

 4〜5mの壁のところにくつぬぎ石という3級の課題がある。見ると、リスやフレークなどが適当にあり、リップもそう悪くは見えない。少し高いけど、登れそうな気がする。

 降りる場所を確認してから取り付いてみる。

 斜めのリスを使って適当に登り、リップ直下の大きな穴の淵を掴む。後はリップへのマントルである。既に結構な高さである。慎重にホールド、スタンスを選んでリップ上の緩斜面に立つ。下調べをしておいた場所を降りるときに少し苦労したが、無事取り付き迄戻る。改めて岩を見ると、やっぱり高さがある。下に岩があったりもして、落ちたら少し危なかったかも知れない。多分怖さグレードが2つ位加算されているのだろう。

 その岩の左奥に二段スラブという岩があり、そこに1級の課題がある。これも一応触るだけ触っておく。

 もうその先には岩は無さそうなので、乾杯テラスの岩まで戻ることにする。

 戻る途中でまた先ほどの木の枝の階段の岩を触ったり、途中のクラックを持つ岩を触ったり、はたまた、緩傾斜のスラブを運動靴で登ったりしながら戻る。

 乾杯テラスの岩の向かいのぬりかべ岩を見に行く。

 大きく被った面の課題、その岩の奥の大きな岩の側面等を見るが、あまり食指が動かなかったので、見学だけに留める。

 尾根筋に出て、そのまま尾根筋の遠見山の登山道を上に辿る。結構密に生えた潅木のトンネルの中を辿る、そんな雰囲気の道である。

 登山道の右脇に木陰のボルダーが見えてくる。ここにはアリバイという3級の課題があるらしい。

 そのまま登山道を進み、遠見山の山頂まで行ってみる。

 山頂は直ぐ近くだった。少し開けているが、周りに木が生えているから、眺望は余りきかない。相棒が登ってくるのを待って、程なく下る。

 木陰のボルダーの前は少し開けていて、下の海岸線が見える。下地も平らだし、環境は申し分ない。ただ、下地の幅が、少し狭いといえば狭いかなという感じではあるが。

 先ず一番左の4級の課題を登る。そんなに難しくは無い。

 次は「アリバイ」である。トポではクラックの右の様になっているので、クラックの右からスタートする。そして、途中はクラックを使ったが、そのままクラックの右に抜ける。抜け口が少し悪かった。

 降りてきて、解説文を見ると、スタートはクラックからとなっている。そして、左へ抜けるとホールドもスタンスも見えてくるとも書かれている。ラインが違ったかもと、もう一度クラックを使って離陸し、左に抜けてみる。こっちの方が易しいかも。

 クラックの左は2級らしい。ちょっとやってみたが、よくわからなかった。

 少し下って、しろくま岩に廻り込んで見る。大きな岩である。

 幾つか課題があるようだが、なんだかあまりよくは分からない。一番奥の側壁がそんなに高くないし、ホールドも見えたので触ってみることにする。

 てるてる坊主という課題らしい。離陸して、右手クロスで上のホールドを取ってみる。しかし、方向が悪く、持てなかった。

 これで殆どの岩は見たり触ったりした。登れそうな課題は大体登った。まだ12時過ぎである。それに既に指皮も結構持っていかれている。ここでぶらぶらしていても仕方がないから、山並を一つ越えた鳴滝にでも行ってみるか。

 登山口まで戻る途中、登山道のわき道に入ったりしてみたら、他にもこの山の斜面のあちこちに結構大きな岩はありそうな感じで有った。

 登山口で看板を見ていたら、ハイカーらしい小父さんが登山道を登っていった。

 来た道を戻り、志度から山越えで脇町まで行き、鳴滝に行くことにする。

 志度で、セルフの讃岐うどん屋の前を通り過ぎたので、少し戻って、そのうどん屋「はなまる」に入る。

 志度から県道3号に入るのだが、その案内看板を通り過ぎてうどん屋に入ったので、てっきり戻るものと思って、来た道を戻ったのだが、その分岐が出てこない。反対車線は少し渋滞していたので、志度の街中の道を使って戻り、県道3号に入る。分岐はうどん屋から見えた交差点であった。その交差点の案内板を見て、うどん屋に入ったものだから、てっきり通り越したと思ってしまったようだ。

 この町にも札所が何箇所かあるようで、結構お遍路さんが歩いていた。

 脇町に入ると、うだつの町という看板が目に付くようになる。そう言えば、周りに見える家の鬼瓦が靴を逆さまにしたような変な格好をしている。あれが「うだつ」なのだろうか。卯建とか書くらしいから鵜の頭でもかたどっているのだろうと、無責任なことを話し合う。

 国道193号の町への入り口の50km制限の真っ直ぐな道で、またネズミ捕りをやっていた。

 貞光町の少し手前で、鳴滝方面へ分かれるべく脇道に入る。その先で少し迷ったが、何とか438号線に入り、鳴滝を目指す。

 狭い。この国道が狭い。脇町への道でも感じたのだが、山道に入ると道が極端に狭くなる。そして、随所に待避所が現れる。ブラインドのカーブの手前には必ず待避所が作られている。そんな感じである。

 438号から別れ、鳴滝駐車所へのこれまた細い道を辿ると、程なく右側に駐車場が現れる。

 自動車が5台ほど停まっている。空いた場所に自動車を停め、仕度をする。

 トポを見ても降り口が分からない。駐車場の先に行ってみると、鳴滝の展望所の様なところが現れる。その展望所の前には鳴滝からの沢が流れているが、その沢はとても降りられる状態ではない。仕方なく引き返す。

 案内板を見ると、展望台も在るらしいのだが、その展望台は山の上の方らしい。

 トイレの方に行ってみると、トイレの脇に河原に降りるであろう階段が作られている。これか。

 その階段に続く道を降りると、やがて沢筋に出て、尚もその先に踏み跡が続いている。その踏み跡に入り少し進むとフィックスロープが現れる。先に開かれたコンペの名残だろう。そのロープに従って河原に降りる。

 河原への降り口のところが苔と濡れで凄く滑る。相棒はそこで足を滑らせ靴を濡らしてしまった。

 河原に出ると大勢のボルダラーがいる。こんなに人がいるんだ。少し驚く。

 トポの岩と実際の岩を見比べてみる。よく分からない。大体トポのどの辺に居るんかすら分からない。地図をよおく見ると、鳴滝へという小さな文字が見つかる。ここから降りてきたのか。ではあれが水路か。そこまでは分かった。しかし、目の前の岩が分からない。多分、目の前に見える岩はトポには無いのだろう。実際岩はいっぱいあるのに、トポの岩の数はそれ程多くは無い。相当に省略があるのだろう。

 もう4時近いから、そんなにゆっくりと岩を探す訳には行かない。適当に人の居る下流方面に行ってみる。

 岩を適当に伝って、下流の左岸沿いに行ってみると、何処かで見た顔の人がいる。小生の名を呼んで、挨拶をしてくれる。さて、どこでお会いしたっけ。笠間辺りで何回かお会いした方らしい。実家がこの近くだとか。どこでも顔を出すのですねと言われてしまった。

 河原の真ん中辺の適当な岩を適当に登ってみる。あんまりフリクションは効かない様な気がする。おれに下地も岩だし、余り小生向きのエリアでは無さそうだ。

 右岸の大きな岩に行ってみる。

 なんだか凄く被った所で何人ものグループが遊んでいる。そのちょっと上流の平べったい大きな岩の淵の少しハングした所をマントルしてみる。

 一発では登れない。手を捜していたら、上に居たお兄ちゃんが、こっちからなら簡単に登れますよと教えてくれる。小生はここを登りたいのだと答える。お兄ちゃんが岩の上から小生のクライミングシューズを覗き見て、納得したようだ。

 マットも持たない年寄りが、1mちょっとの岩を登ろうとしていたから、普通の観光客と間違ったのだろう。何しろ、マットを持たないボルダラーは小生だけだったのだから。

 結局そこは縦ガバを見付けて何とかマントルを返す。

 お兄ちゃんたちが帰ったので、そのどっ被りのところを触ってみる。トポに拠ると、3級位らしい。

 岩の上に平べったい大きな岩が張り出している、そのリップをトラバースする、そんな感じの岩だ。

 下の岩は使っても良いのだろうか。使わなければ最初は足ブラでトラバースしなければならないことになりそうだ。今時の若いものはそんな課題でも苦にしないようだが、小生には無理だ。下の石を使って、リップをトラバースしてみる。それでも、易しくは無い。

 途中から適当にマントルするのだろうが、マントルなんて無理だ。飛び降りるのも少しだけ高さがあるから、両手でぶら下がったところを写真に撮ってもらい、また、スタート地点までトラバースする。

 笠間でお会いした人の所まで戻って、少しお話をする。その人は何人かのお友達と来ているらしい。

 そのお友達のマットが凄い。何が凄いって、大きさが半端ではないのである。何しろ重さが8kgもある代物らしい。この大きなマット、ここ鳴滝で3枚も見てしまった。

 M隊長のルーフという課題のある壁の前のそんなに大きくない岩のマントルを教えてもらったのでやってみる。笠間のハングマンよりは易しいと言われたが、足が上がらなかった。

 笠間の人と別れて、上流に行ってみる。

 相変わらず課題が分からないので、登れそうな所を幾つか登ってみる。

 そんなに高くは無く、そんなに難しくも無さそうな岩を見付けて、2箇所か3箇所登ってみる。

 少し大きくて高いが、易しそうな岩があったので、そこも登ってみる。ホールドもスタンスも豊富な岩だけれど、少し高かったし、下が岩だったから、少し面白かった。

 適当に岩を伝って上流に行くと、多分「蚊」らしい課題を見付ける。3級らしいのだが、地ジャンでキャンパシングという解説文に納得して写真撮影に留める。

 尚も上流に進むと、大きな岩にアルミの梯子が掛かっている所に出る。登って、その岩の先を見てみたが、その岩を降りるのが大変そうだったし、相棒を途中に置いてきていたし、その先でエリアは終わりのようだったので、その岩から引き返す。

 戻る途中、外人さんに会う。外人さんはどこでも居るのだなー。

 鳴滝からの沢の対岸辺りの岩で遊んでいる集団が居る。少し被っていて面白そうだったので、その課題の名前を聞き、少し離れたところからその課題の写真を撮り、その人達が帰ったあとにその岩に再び行ってみた。

 下が少しハングしていて、下にも岩があって、直ぐ横にも大きな岩がある、岩の密集したところにある岩である。

 近づいて、岩を見てみたが、その課題のラインが読めない。命とかいう4級位の課題だとの事だったので、触ろうとしたのだが、離陸ができそうなに無かったので諦める。

 その少し手前にまた大きな岩があり、下流面が少し凹面状をしていたので、その面を登ってみる。

 最初は真ん中の一番高い所を目指して登り始めたのだが、高いし、途中から傾斜は増してくるし、おまけに下が岩だったので、結局は左に逃げ、途中のカンテに上がってしまった。ここも多分トポには無い所だろう。結局、そんなところばっかり登っていたような。

 もう殆どの人達が帰ったようだ。時間を見ると6時を廻っている。いくら日が長くなったとはいえもうじき日が暮れる。我々も引き上げることにする。

 帰りも、河原から側壁の踏み跡に出るところで手間取ったが、何とか自動車まで戻ることが出来た。7時である。既に暗くなっていた。

 今夜は明日の為に高知の香北町まで行く予定である。

 貞光町を池田町方面に外れた辺りでうどん屋を見付けたので、そこで夕食にする。

 その店の名前の付いたうどんがあったのでそのうどんを頼んでみる。そのうどんにはレモンが入っていた。結構レモンも合うようだ。

 そのうどん屋で草もちを売っていたので草もちを買ってしまった。

 食事を終え、少し走ると、スーパーが現れる。9時まで営業しているらしい。早速寄って買い物をする。

 192号から32号、そして195号に入って、美良布道の駅に到着する。

 美良布道の駅の駐車場は道路沿いである。そして、健康センターセレネ利用者以外は駐車してはいけないと書いてある。なんか感じが悪い。その手前に町の駐車場らしいものがあリ、そちらの方が道路から少しだけ引っ込んでいる。少しうろちょろしてから、町の駐車場のほうに自動車を停める。既に5〜6台の自動車が停まっていた。


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作成年月日 平成16年 5月21日
作 成 者 本庄 章