御岳ボルダーその30

2002年 1月 3日記
 年末の休みに続いて、正月の最後の休みにも独りで御岳に行って来た。今回も電車である。前回は少し早かった様なので、今回は少し遅めの9時半頃家を出る。

 前回も巧い事電車が接続してくれたが、今回も結構巧く接続し、11時過ぎに立川に着く。所が、立川駅の電光掲示板には、青梅行きしか表示されていない。そんな馬鹿な。これから1時間以上も奥多摩行きがないなんて。青梅線のホームに降りて時刻表を見ると、この時間帯は青梅行きしかなく、奥多摩方面は青梅で乗り継がなければならないようだ。安心して電車に乗り込む。

 青梅でまた時刻表を確認すると、10分位の待ち時間で接続するようだ。しかし、この電車の前も後ろも40分近く空いている。間に合って良かった。

 青梅駅の駅舎の裏に雪が残っている。やはりこちらも雪が降ったようだ。御岳は大丈夫だろうか。

 ホームには何人かのボルダラーがいるようだ。クラッシュパッドが2つ3つ見受けられる。そんな中ホームを歩いていると、何処かで見たような外国人が手招きをしている。良く見ると、ジムで時々一緒になる人である。挨拶すると、といってもその人は殆ど日本語を話せないのだが、連れの日本人がいて、その人ともう一人の外国人を紹介してくれた。

 その人達と御嶽駅まで一緒に行く。途中連れの日本人を通して少しお話をする。電車は、途中待合わせも無く、あっと言う間に御嶽駅に着いてしまった。

 彼らはコンビニを探して青梅街道を上流方面に行くとの事なので、小生もデッドエンドの岩に行こうとしていたので、途中まで一緒に行く事にする。結局コンビニは青梅街道側にはなく、彼らも神路橋を渡って吉野街道側に行かなければならなくなってしまい、神路橋の袂まで一緒に行く。途中雪が少し残っているところもあったが、岩は大丈夫なようだ。

 彼らと別れ、デッドエンドの岩に行くと、すっかり日も陰っており、先客も一人しかいない。その人も小生が着くと同時位に引き上げていった。結局小生独りだけになってしまった。

 少しアップした後、早速デッドエンドに取付く。いつもの手順で右手縦カチを取る。いつもよりなんか持てる。左足を上げてポケットを取りに行くと、ポケットに触って落ちる。やっぱり朝一パワーか。

 少し休んで、その間、パンを少し食べる。

 アンダーでスタートしキョン気味に右手を取りに行く所で、右手の場所が決まらない。キョンの足が少し違うからか。2度3度やり直す。で、やっと今迄通り取れる。

 上の遊歩道をさっきの外国人グループが通り、手を振ってくれる。

 2回、3回、相変わらず右手の縦カチは決まる。左足を上げてポケットを取りに行くと、さっきよりも指がかかるが、結局は取れずに落ちる。しかし、なぜ指の第一関節がかかってもポケットが取れないのか。このムーブは駄目なのだろうか。

 スタートの右足の右の方の少し上のあばたみたいな所に左足のアウトサイドで足を上げるムーブが若しかして出来るかもしれない。やってみたら、左足が上がり、右足を高い所に上げることは出来なかったが、その動作ができた。若しかしたらこっちのムーブでも可能性があるかもしれない。

 しかしここでは、一回一回が疲れてしまうから、そう何回もやる訳には行かない。今回はこれが目的ではないからこの辺にしておこう。

 今回の一つの目的である丸こんにゃく岩に行く。途中、発電所側の対岸は雪で白い。あっちは日が当たらないからなぁ。

 丸こんにゃく岩の手前の岩につい先日小川山でお会いした人がいる。お名前を聞いたら、以前パソコン通信でもお話していたり、忍者返しの岩の前でもお会いしていた人のようだ。

 丸こんにゃく岩も日が陰っている。少し寒い。丸こんにゃく左に取付く。スタートの足は右だったか左だったか、少し迷う。やって見たら左足だった。離陸して右手を飛ばす。が、止らない。足を色々工夫してやっと右手が止る。

 右手は止るようになったが、左手が出ない。右手の持ち方をカチ持ちにして見たり、右足のバランスを探して見たりやっているうちに段々身体が上がらなくなって来てしまった。まずい。足の置き方を変えて、腰を岩に付けて、ずり上がるように身体を上げると再び上がるようになった。しかし、右手は止るのだが、その瞬間に左足が外れるようになってしまった。疲れてきたようだ。

 さっきの人がこちらに来る。その人は丸こんにゃく右に取付く。

 大分疲れたから、その人の登るのを見学する。そして、沢の対岸にカヌーの人が来たのでそっちの方を見に行く。すると、そのカヌーの人は以前何回か会ったことのある人のような気がする。ずっと眺めていたら、近くに寄って来た。良く見るとやはり以前会った事のある人だった。で、少しお話をする。

 また丸こんにゃく左に戻りトライを続ける。2回、3回、やっぱり足が離れてしまう。もう限界だ。

 丸こんにゃく右の人も移動するようなので、一緒に移動する。そして御岳苑地で、その人はもう帰るとの事で、別れる。

 とけたソフトクリーム岩周辺には2〜3人しかいない。忍者返しも少なければ良いのだが。

 吉野街道から忍者返しの岩に行く。あちゃぁー。何人いるのだろう。ものすごい数だ。2箇所で焚き火も行われている。多分今迄で一番いただろう。30人はいたような気がする。いつもここで会う人もいる。挨拶する。

 さっき別れた外国人のグループもいる。白狐岩のトラバースをやっている。小生もやって見る。疲れる。やっぱり出来ない。

 忍者返しが空いたようだから、忍者返しに取付く。スローパーから核心を越え、右手のカチを持つ。足が右だったか左だったか少し迷うが、次のカチも持つ。少し掛かりが悪いようだが持ち直す余裕はない。そのまま左足を上げる。それに乗れば縦ガバが取れる。と思った所で左足が滑る。で、落ちる。またしても残念。でも、今迄の最高到達点タイだ。

 外国人グループと玄関岩の裏に行く。続いて、水の詩岩の裏に行く。一緒に登る。その向いのスラブも触る。小生、スラブは何回かのトライでやっと登る。そして、彼らは帰る。

 忍者返しの岩の前に戻る。他にも何人か知り合いがいた。

 忍者返しに挑戦する。スローパーの先で落ちる。いつものパターンだ。2回目、3回目と段々落ちて行く。しかし、今回は3回目で少し回復した。が、4回目以降はやっぱり駄目だった。

 すでに暗くなりかかっている。人も大分減って来た。いつもここで会う人が知り会いの人に自動車で青梅まで送ってもらうとの事なので、あつかましくも、ごいっしょさせて頂く。

 結局東青梅の駅まで送って頂く。運良く東京行きの電車が待つ事無く来る。ありがたい。

 電車の中で、デジカメで撮った小生の写真を見せていただく。この写真を見せて、忍者返しを登ったと言っても信じてもらえるかも知れない。そこまで行っていたのだから。やっぱりおしぃー。

 小生の乗った電車は、国分寺かどこかで後から来る特別快速に抜かれるとの事だったので、折角乗った東京行きだったが、立川で特別快速に乗り換える。既に独りである。幸い空いていて座る事ができた。京葉線も座れた。やっぱりお正月だ。

 次回は忍者返しを落とすぞーっと。


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作成年月日 平成14年 1月 3日
作 成 者 本庄 章