具志頭ボルダーその2

2016年 3月 3日記

 2月の半ば、2泊3日の日程で、相棒と二人で沖縄に行った。特に目的があったわけではない。

 沖縄は、16〜7年前、ボルダリングを始めて間もない頃に、家族で訪れたことがある。その時も、具志頭浜や瀬底島、或いは浜比嘉島等を回ってみたが、その時は、ボルダーの偵察のみで、ボルダリングは行わなかった。ということで、出来ればボルダリングをやってみたいと、チョークに靴のみは持参していた。

 午前中に那覇空港に到着し、直ぐにレンタカーを借りたので、特に深く考えることもなく、具志頭浜を目指して走り出した。

 前回は色々と資料を用意してきたのだが、今回は、これといって用意はなく、市販のトポ集からの具志頭のトポと、宿が恩納村だったので、最近登られるようになった読谷村のホテルのビーチの情報を持参したのみであった。

 具志頭であるが、以前は具志頭村であったのが、現在は八重瀬町となっている。従って、カーナビ等の設定時の目的地は八重瀬町具志頭と入れなければならない。目標物も具志頭村役場ではなく、八重瀬町役場としなければならない。そんなこと知らないから、大変に手こずってしまった。また、案内板も那覇市内では具志頭の地名はほとんどなく、八重瀬町となっているので、なんとなく違和感というか、不安感を抱えながら走ることとなってしまった。

 今回もまた浜への入口の金物屋の脇の道を見過ごしてしまったため、その先というか手前というかのゴルフ場の駐車場に入り込んでしまった。仕方がないから車を止め、きょろきょろしていたら、おじさんが近付いてきてくれ、具志頭浜への行き方を細かく教えてくれた。

 331号線をゆっくりと戻ると、確か「具志頭金物」だったかのお店が見つかり、その脇の道に入った。

 その道を真っすぐ進むと、道は大きく左に曲がり、正面の小山を巻くように回り込んで、見覚えのある浜辺に着いた。

 道路と砂浜の境辺りの舗装の切れる手前に自動車を停め、浜を少し歩いてみた。

 うさぎ岩、ユンタク岩など、以前と変わりはなかった。ただ、季節の関係で、下草の生え方が、今回は少なく、砂浜が多かった。様な気がした。

 うさぎ岩に行ってみた。この岩は、キノコみたいに、360度被ったルーフ状の壁だった。

 この浜に降りる道は、浜の直前で浜沿いに伸びる道が分かれている。前回は通行止めとなっていた道だ。自動車に戻り、その浜沿いの道を先に進んでみた。

 ほんのちょっとした峠状を越え、だらだらと下ると、また浜が開け、手前にトイレ、先には東屋が作られており、山側には10台前後の駐車スペースが作られていた。その東屋の先には、前回は見ることのできなかった、パイン岩があった。

 トポと、岩を照合しながら、浜を歩いていると、パッドを背負った一人のボルダラーが現れた。一応挨拶をした。

 先ずは一番目に付くパイン岩らしいものを偵察。一番易しい課題は4級。で、被ってる。パス。前回の時から見たい見たいと思っていたチョックストーンを探してみた。それらしいところをうろちょろしながら探してみた。トポの平面図で探すが、もひとつピンとこない。岩の形も参考にするも、どの方向からどのようにみた図かがもう一つはっきりしない。

 大きな岩をぐるっと回ったり、岩と岩の間を入ってみたり。すると、やっとチョックストーンを発見。おぅー、これがチョックストーンか。トポを見ると、一番易しい課題が3級だった。

 トポを最初から見直し、5級以下の課題に印をつけてみた。数はあんまりなかった。

 一番被ってなさそうな、一番易しそうな、ぜんざい岩裏の「スーパーひろお返し」7級を触ってみることにした。

 殆ど被りのない、壁を左から少しトラバースしてきて、真ん中辺を直上する課題だ。ホールドもスタンスもいっぱいある。高さがちょっとあるといえばちょっとある。そんな課題だ。

 特に問題なく登った。しかし、下降が悪かった。多分、登るより下る方が少し難しい気がした。よーし、これで具志頭でのボルダリングはできた。これで名実ともに全県制覇完成だ。だからどうだということは、とくには無いが。

 次は直ぐ後ろのチョックストーンだ。がしかし、小生の触れる課題はない。仕方がないから、裏に回って、原人フェイス途中にかじりつき、記念写真を撮影してもらった。

 その後は、多和田岩やよくわからない岩をさわりながら、ユンタク岩の方に移動していった。

 途中、パイン岩だったかでボルダラーとお会いした。大阪からの方だった。

 ミチゾー岩のおそまつ君、ユンタク岩の玄関トラバースなど、一撃できそうな課題だけを触ったのち、その日は引き上げた。

 翌日は、東村の福地ダム、大宜味村の大保ダムを見学した後、辺戸岬を目指したのだが、途中、ゆいゆい道の駅付近で前輪をバーストさせてしまい、警察とか、レンタカー会社とかとの連絡に追われ、時間が無くなってしまったので、あと少しという所で引き返してきた。その日はそれで終わり。

 翌々日は夕方の飛行機の時間まで特に予定もないので、またまた具志頭に行ってしまった。

 この日は、エリアの手前にある、山梨県、高知県慰霊の碑に寄ってみた。そこは少し小高い丘の上で、ちょうど具志頭浜が見下ろせるので、何枚かの浜の写真を撮ってみた。あまり良い写真は撮れなかった。

 前々日、トポに印をつけながら見落としていたゴーヤ岩と、古いトポに載っている、「ドブーンフェイス」を触ることにした。

 パイン岩には先々日の大阪からの方がいらしたので、少し話し込んでしまった。

 ゴーヤー岩では、まず「ひろおマントル」をやってみた。5級である。

 適当にかかる細かめのカチからリップに手を飛ばしてみた。留まった。

 次は無名ルート5級だ。

 こっちもムーブはほぼ同じ。1手ものだ。多分。

 両方とも、顕著なホールドはない。適当なところでリップへ1手。そんな感じである。多分。

 次は「ドブーンフェイス」だ。場所は直ぐに分かった。

 この課題は、下が潮だまりで、落ちるとドブーンということのようだ。

 みると、正面は被った壁である。その右のフェイスは被ってはおらず、左斜め上にのびていて、その下も潮だまりになっている。因みにグレードは5〜6級で、5つ星課題となっている。

 一瞬、被った壁を登るのかとも思ったが、落ちたくなかったので、右の傾斜のない壁を斜めに登って行った。それでも、頂上直下の傾斜は強くなり、高さも出てくるので、それなりに楽しめた。今時の課題ではないが、初中級者には楽しい課題だと思った。

 途中僅かに雨が落ちてきたので、まだ相当に早目ではあったが、それで引き上げることにした。時間にすると、2日間で半日分も居たかどうかではあったが、それなりに楽しめたし、十分に満足できたと思う。

 時間はまだ数時間はある。時間を潰さなければ。

 507号線で帰ると時間が余りすぎるので、331号線で少し遠回り気味に帰ることにした。

 途中、「平和創造の森公園」という看板が目に入ったので、寄ることにした。雨は既に降ってはいなかった。

 何だかだだっ広い公園だった。

 園内を歩き、子供用の滑り台を滑り、適当に時間を潰し、レンタカー屋に戻った。


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作成年月日 平成28年 3月 3日
作 成 者 本庄 章